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執筆者の写真Lemongrass KIYO

為せば成る、の上杉鷹山について

こんにちは。 上級心理カウンセラー&マインドフルネススペシャリスト マインドフルネスカウンセラーの KIYOです。

皆さんは上杉鷹山という人をご存知でしょうか? 米沢藩(山形県)の9代目藩主です。 鷹山の名で知られていますが、この名は隠居してからの名前です。


上杉と言えば、上杉謙信も有名ですが、 上杉鷹山はその言葉の方が有名かもしれませんね。 「為せば成る」 この言葉をご存知の方も多いのではないでしょうか?

また、ケネディアメリカ大統領が、 日本人で最も尊敬する政治家として、上杉鷹山を挙げたことも有名です。 ですから、以前、ケネディ駐米大使が米沢を訪問したことも有名です。 そして、クリントン大統領も最も尊敬する日本の政治家と述べています。

彼の功績は質素倹約を自ら進め、 治水などにも積極的に取り組む傍ら、 学問の門戸を平民にまで広めたことも有名です。 公立の高等学校では、日本最古の「興譲館」を作りました。 そして、その興譲館は未だに地元では有数の進学校です。

東北の飢饉を質素倹約や、 生垣に「うこぎ」(食べられるもの)にすることを推奨したり、 様々な案を出し、自らも実践することで、 民を救いました。 逸話は様々ありますが、自ら民と変わらぬような装いをしたり、 心を民に寄せることによって、 破綻しかけた藩政を回復させました。

さて、私が彼を取り上げた理由は二つ。 私自身が幼少期を米沢で過ごしたということ。 二つ目は最も有名な言葉、「為せば成る」についてお話したいからです。

さて、「為せば成る」この言葉、 全てのフレーズをご存知でしょうか?

「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」 意味は、 「どんなことでも強い意志を持って行えば必ず実現する、 結果が得られないのは成し遂げる意思を持って行動しないからだ」

と言うことになります。

日本人のスピリットにはとてもマッチする言葉ですよね。 頑張って、結果が出なくても、それは、自分にもっと出来たことをしなかったからではないか… そんな風に捉える人は多いのではないでしょうか?

実際、米沢ではこの「為せば成る」スピリットを 幼稚園、小学校から刷り込まれています。

これを悪い事だとは、決して思っていません。

目標を持った時に、「自分は頑張れば出来るんだ!」という風に、 前向きに捉えるのであれば、 それは、今、流行りの自身の深層能力まで引き出す「マインドセット」になります。

しかし、後半ですね。 「成らぬは人の為さぬなりけり」 この言葉をどうとらえるかが、大切です。

頑張ったけど、目標を達成できなかった。 それは、私の頑張りが足りなかったからだ。

そういう風に捉えてしまっては、自尊心は傷つきますし、

次のチェレンジや目標に対しても、 また、頑張っても同じような結果になってしまったらどうしよう的な

トラウマになってしまいます。

実際、米沢には「為せば成るシンドローム」の若者がいて、 なにかある度に、親や先生、友達から「為せば成るだよ!」と応援されることに、 辟易としていて、「為しても、出来ないもんは出来ないんだよ!」と アンチ「為せば成る」の考え方もあります。

私は後半の、「成らぬは人の為さぬなりけり」 これは、成功しなかった時に、 振り返る為の言葉だと思います。

色々な物事を100%完璧に行うことは、ほぼ不可能です。 でも、自分は完璧と思って実行していても、見落とした部分があって、 その見落としによって、失敗してしまったり、

100点を取れなかったりするのだと思います。

つまり、より自分を高みに連れて行くための、振り返り、評価、が 「成らぬは人の為さぬなりけり」 に含まれているのだと思います。 ここから、課題を見つけることが、


本当の「為せば成る」の重要なポイントのようにも思います。

昔の言葉ですので、 絶対にそうしろ!的な響きに聞こえてしまうかもしれませんが、 「目標を持ったら、一生懸命に取り組みましょう。もしうまくいかなかったら、見落としがあるのかも、しっかりやるべきことを検証しながら進めましょう」 ぐらいの訳が良いのかなぁと思います。

いかがでしたでしょうか?

私も歴史上の人物についてコラムを書いたのは初めてでしたので、 新鮮な感覚で書かせていただきました。

是非、忌憚ないご意見をお待ちしております。

KIYO

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