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執筆者の写真Lemongrass KIYO

第16回はじめてのフラワーアレンジメントレポート

こんにちは。

KIYOです。


随分と前回から日が開いてしまいましたが、

久し振りにレッスンを開催しました。


花材は

ローズベリーパフェ(鶏頭)

リンドウ(竜胆)

ワレモコウ(吾亦紅)

アルストロメリア

カーネーション

です。


ちなみに、リンドウをなぜ竜胆と書くのかなぁ?と

疑問に思って調べてみたところ

根が漢方に使われるらしいのですが、

それが、とても苦いから、という事でした。


さて、今回は久しぶりのレッスンということもあり、

感覚を取り戻してもらうためにも

フリースタイルで行いました。


まずは5日に行った3名の作品です。


そして6日に行った2名の作品です。



いかがでしょう?

フリースタイルというもあり、

同じ花材にも関わらず、

十人十色の素敵な作品が仕上がりましたよね。


それでは、お一人ずつみてみましょう。


この方の作品は、私が写真を撮る際に、下からのアングルで撮るべきでした。

下の部分に小さく切り分けたリンドウを丁寧に360度挿し、

下部に華やかさと重心を持たせています。

そして、一本しかないカーネーションを少し左に配置して、

アルストロメリアを左上から右下に流れるように動きを持たせていますね。

かつ、ケイトウはバランスを考えて配置されています。

そして、左側にワレモコウを大胆に使うことで、

静と動を感じられる、エレガントかつエネルギッシュな作品に

仕上がっていると思います。




こちらの作品はトライアングルのフォームを使いながら、

ケイトウの上に向かう流れを上手に使い、

2色あるリンドウを、バランスよく、そして向きも丁寧に放射状に

配置していますよね。

そしてアルストロメリアを上部に持ってきていますが、

下部のリンドウがきっちりと密に挿されているので、

重心が上に行くこともなく、とてもバランスが良いですよね。

そして、ワレモコウをきちんとアクセントとして使われているのも

素敵です。

まるでお花屋さんで売っているかのような、

愛らしく、しっかりとまとまりのある美しい作品だと思います。




この方の作品は、ザ・エレガント、もとい、「上品」という言葉がぴったりの

作品かと思います。

高さのあるリンドウを中心に、しかし他のリンドウを単調に使うのではなく、

色合いに気をつけながら、高・中・低に配置していることで、

紫がとても品の良い色に変わっています。紫式部のようです。

そして、ケイトウが他の花を邪魔することなく、

アクセントと外に向かう動きにもなっています。

アルストロメリアをまとめたことで、黄色が引き立ち華やかさを生んでいます。

そして、右に少し流したワレモコウが、

まさにワレモコウ(花言葉は風になびく姿から物思いにふける)的な

しなやかさを演出していると思います。

そのお花の個性を大切に活かされた、素敵な作品です。


こちらは小学生の女の子の作品です。

どれぐらいの時間で作ったのは分からないのですが、

カーネーションの配置、ケイトウの使い方、

リンドウの高さ、そしてアクセントのワレモコウ、

コンパクトにきちんと色々な要素を取り入れて、

大人顔負けのコンパクトアレンジメントだと思いませんか?

回数を重ねるごとに上達していくお子さんには頭が下がります。




写真では分かりにくいかと思いますが、この作品の素晴らしい所は、

面がなく、お花の凹凸があり、実際に見てみると、とても動きがあるのです。

リンドウを同じ長さで使っていないことで、奥行き感、深み、立体感が生まれています。

また、アルストロメリアを非対称に使った点も良いですよね。

そしてカーネーションを頂点に持ってきて、それを支えるようにケイトウがあり、

上に向かう動きがあり、更に右側だけに丁寧にワレモコウを配置したことで、

作品が色合い的に引き締まるのに加えて、更に動きが出ていますね。

色々と考えられて作られたことで、いつもの型にはまらない、自由な作品を

存分に表現されていると思います。

そしてとても上品ですよね。




この方は、作品を作る際に徹底的に「シンメトリー」にこだわられていました。

お花選びから、花の挿し方、とても丁寧な制作をされていました。

お花には一つとして同じお花の顔はありません。

でも、そのお花の顔を良く見て、この子とこの子は似てるな?と

吟味して選ぶことで完璧に近い「シンメトリー」が作られたのだと思います。

また、ワレモコウも細かく分けて使い、トライアングルのフォームに仕上げたことで、

メインのお花を柔らかく飾る、素敵な仕上がりだと思います。

丁寧な制作は、やはり人に感動を与える作品につながりますね。



いかがでしたでしょうか?

同じ花材でも、本当にどの作品にも個性が現れ、

そしてどの作品も素敵ですよね。


その作品ごとに、良い点がありますので、

次回の制作の際には、他の人の良い点を取り入れてみると言うのも

良いかもしれません。

それが、個人レッスンではなく、

グループで楽しくおしゃべりをしながら制作する醍醐味かな、と

思います。


次回は11月17日(日)14時から岩戸地域センター 調理室です。

Happy Flowers(このサークル名)は

いつでも新しい方の参加を募集しております。

お子様、赤ちゃん連れの方もいらっしゃり、

おだやかで笑いの絶えない会ですので、

是非、興味を持たれた方は、ご連絡いただければと思います。


KIYO



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